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2008年08月18日

ポイーン

ポイーン。ポイーン。
今年の夏は無いモノと諦めていたのだ。取引先に入金をすっ飛ばされて、小遣いはおろか給料も無く、毎年恒例の川遊びも四国行きもキャンプも全てキャンセル。
ポイーン。
拙者手元不如意だけれどサッカーボールがあるじゃない。貧者のスポーツ、フットボールがあるじゃないと、やさぐれかけた自分を慰めて、どこ行くでも無いお盆休みは、ひっそりした炎天下の公園で独りフットボール。
ポイーン。ポイーン。
言う事を聞かなかった左足が少しだけ言う事を聞き始めてポイーン。右足で左足でヒザで胸で頭でポイーン。暑いけどジュースは買えないから、公園の水道で喉を潤しポイーン。水道の水は部活の味がするがやとポイーン。今年は川を見れんじゃったなあとポイーン。よしこの夏の記憶は抹消するっきゃないなとまたポイーン。
ポイーンと舞い上がって、まぶしすぎる空に混じって色彩を失うサッカーボール。ポイーン。
きっと多分メイビー、この目に入る景色が今年の夏の思い出。ずっと忘れなさそうな夏の風景。
やっぱり夏って良いねと思ってほくそ笑むオレ。ポイーン。オレポイーン。

投稿者 Ryosuke Kubo : 2008年08月18日 20:43